冬の足音に怯える毎日です、調たかしです。
朝夕、冷え込むようになって改めて思うのですが、やはり冬は苦手な季節です…。ですが、今日は「冷え込むからこそ」の景観を楽しんできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

きょうは金山校区の環境推進委員の皆さまと、バスに揺られて半日の研修に出かけてきました。佐賀の厳木(きゅうらぎ)にある、「環境芸術の森」へ。

 

 

 

 

 

 

たったお一人の造園士さんが約40年前からご夫婦で紅葉の森づくりを始められ、今では13万平米の広大な山の斜面におよそ1万本の紅葉や楓などが植えられているそうです。園内には「森が海を守る」といった標語がいくつか掲げられています。最近でこそ、林業の振興による適正な森林の管理が、水産業、特に沿岸部での漁業を守ることにつながることが常識として語られるようになりましたが、40年前からかかる見識を持って地道に取り組みを続けられ、その成果として多くの人から愛される紅葉の名所をお造りになったというエピソードを、深い感動とともに知ることができました。山深い森林と海洋がつながっていく、なんとも壮大な自然の連環に思いを致しながら、写真をたくさん撮りました。そう、観光ではありません。あくまで研修なのです。

 

 

 

 

一番の見所である池の周りの紅葉は、今が見頃とのこと。全体的には、まだ色づいていない葉も多く、見頃はもう少し後なんでしょうか。ともあれ、今年はコロナの影響で地域行事が軒並み中止になっているので、多くの地域の先輩方と本当に「お久しぶり」でお目にかかれて、とても嬉しい研修の機会となりました。