土曜日に事務所でカレーを作って食べたら、臭いがこもってしまいました、調たかしです。加齢臭という言葉はマイナスイメージが強いですが、「カレー臭」は悪くないなと思っています。

令和3年度の予算議会が去る26日に閉会しました。1月の緊急事態宣言発出から、会派第4次提言や代表質問のとりまとめ、国の臨時交付金の執行状況の調査、2月補正での市独自支援に向けた予算化交渉、離島でのリモート教育の案件など、とにかく次から次に押し寄せる課題と格闘し続けた3ヶ月でした。

特に、コロナ禍で大きなダメージを受けた個人、事業者への経済的支援が少しでも広がるようにという視点で、微力の限りを尽くしたつもりです。しかしながら、特に持ち帰り専門の仕出し屋さんなど、時短協力金の対象にならなかった飲食店などに対しては、十分な支援をお届けすることができず、心苦しさが残ります。

とにかく、再度の流行を何としても抑えなければ。マスクを外してみんなが生活できる日々が戻らないことには、日常の経済活動も戻ってはきません。

さて、この間は土日も含めてかなりの時間を市役所で過ごしましたので、地域での活動はずっとおざなりになっていたのですが、今日から本格的に再開できました。

午前中は、城南区片江に竣工した有料老人ホーム、「グランジュテなの花参番館」のオープニングセレモニーにお招きを頂き、お祝いの席にお邪魔してきました。

カナダからの輸入木材、照明などの器具を使用した、木造3階建ての防火構造。明るさ、風通しの良さ、温もりのある雰囲気のどれをとっても「まるで高級感あふれるホテルのよう」でした。このような木造建築は、地域産木材の活用を推進する議連活動にとってまさに参考となり、大いに勇気づけられる事例といえます。

 

 

 

 

 

 

個人的に一番驚いたのは、ホールに鎮座するグランドピアノ。これは余程のこだわりがないと、置かないですよね。私自身、18歳までピアノを習っていた経験もあり「将来、こんなところでお世話になれたらいいなあ…」と、30年後か40年後の老いた我が身のことを想像したことでした。

午後からは、所属会派である自由民主党福岡市議団が取り組んでいる、生活交通に関する実態調査のアンケート配布で、金山団地をはじめ、同校区内を回らせて頂きました。

コロナ禍で全くお会いできなかった方も多く、中にはお訪ねさせて頂いた方が今年に入ってお亡くなりになっていたお宅もあり、不義理をしてしまったことをお詫びしながら、改めてコロナ禍で「疎」になった人の縁を悲しく思いました。

一方、お元気でおられた方々とは、玄関先でかなり長い立ち話もさせて頂くなど、さまざまな地域課題について意見交換をしたり、要望を伺う機会になりました。

生活交通のアンケートについては、今日までで私の割り当て分である100件をほとんど回り終えたのですが、やはり多くのご高齢の先輩方が、免許証を返納した後の生活について、不安を抱えておられました。返納には女性の方が早く踏み切られる傾向を感じていて、現にお出かけに困難を抱えておられる高齢者は、女性に多いのではないかという印象を持ちました。

会派では、全議員が手分けして、各自の地元でアンケートを配布しており、4月末には回答を締め切って、分析に入る予定です。生活交通の確保が、全市的に「待ったなし」の課題であるとの認識を裏付けるものになると予想しています。今日も、ご期待の声を多く頂きました。頑張らなければと思います。

午後は移動で車を運転していたのですが、道すがら、大相撲春場所の千秋楽のラジオ中継をなんの気なしに聴いていました。

西前頭の若隆景(わかたかかげ)関の取り組みの前後で、NHKの実況担当の方が大変な苦戦を強いられていました。「わかたかかげ、変わった。前に出るわかたかかげ、押し出し。勝ったのはわかたかかげ」。噂では聞いていたものの、本当に読み手泣かせな、噛みやすい四股名なんだなあと。

早口で言ってみると、3回に1回は「わたたかかげ」になってしまいます。そんなわかたかかげ関、今場所は初の技能賞を獲得し、来場所は三役なのだそうで。わかたかかげ関の活躍から目が離せません。

がんばれ、わたたかかげ!(あっ)