友人のありがたみを、最近しみじみと感じています、調たかしです。
年明けから脇目もふらずに心血注いで取り組んできた仕事が、もう一歩のところで危うくなっているので、日頃から応援してくれている友人たちが心配をしてくれています。おかげで、最後まで諦めずに頑張ろうという気力が湧いてきます。

前回の更新でも少し触れましたが、再議までもつれ込んだ福岡空港への出資基金条例案を巡って、自由民主党福岡市議団から1名が造反することを表明しました。私も同僚議員たちも絶句しています。

7日夕刻の会派協議で本人から意思表明したいとの意向だったので我々は集まっていたのですが、当人はメディアに対しては会見をしたものの、会派協議には結局姿を見せませんでした。ニュースで流れた限りでしか何を話したのかはわからないので、未だに真意をはかりかねています。会派を離脱する正式な手続きが済んでいないので、既に報道されている通り退会届けについては取り扱いが保留されています。

思い起こせば、自由民主党福岡市議団が3月9日に条例案を上程した際、条例案の起案に関わった私は7名の「提出議員」に名を連ねました。そして、今回造反を表明した議員も、提出議員の1人です。

条例案の提出者とは、他党や他会派の議員に対して条例案への賛成を呼びかける立場の者です。それが土壇場になって条例案に反対することは、何をどう考えても道理が立ちません。同僚の1人として、私は是非とも思いとどまるように説得しました。踏み込めば議員の資質そのものを疑われてしまうことになると思います。

福岡空港の民間委託後の運営への関与を巡る政策論争は、大詰めの段階になって福岡市議会史上かつてない類の汚点を残すことになるのか・・・。最悪の事態を回避すべく、できる限りの努力をしたいと思っています。