去る3月23日、条例予算特別委員会で質疑をしました。その模様が今朝の読売新聞朝刊に掲載されました。私にとっては、以前から持っていた問題意識を明らかにした質疑です。この機会に3回に分けて、詳細な内容を報告します。

読売新聞朝刊より(令和8年3月24日付)

【福岡市には外国公館が多数ある】

大使館、領事館などは耳慣れた言葉ですが、外国の大使館は東京に集まっています。福岡市を含む幾つかの都市には、総領事館・領事館(以下、領事館等)などの外国公館があり、その都市や周辺に住む邦人の保護などに従事しています。福岡市に領事館等を置いているのは、米・韓・中とインド・タイ・ベトナムの6カ国。外務省の統計(令和7年7月時点)によると大阪(15カ国)、名古屋(8カ国)に次いで3番目に多い都市であり、福岡市では各国の領事館等が多くの国際親善行事を開催しています。

今回、私はこれら国際親善行事への市長の出席状況を調査しました。質疑では持ち時間が限られているため、同盟国であるアメリカと、隣国で最近は国別に見て最も多くの観光客を福岡市に送っている韓国に絞り、令和6年度と令和7年度に領事館等が主催して市内で開かれた行事のうち、市長に案内があった件数、実際に市長が出席した件数について尋ねました。案内は5件あり、市長はいずれも出席していませんでした。ちなみに、県知事はうち3件に出席されたそうです。

市長が欠席したものはいずれも副市長などが代理出席しています。その時間に市長がどのような仕事を優先したのかを役所に問い合わせたのですが、主に「内部協議」、つまり職員との打ち合わせでした。私は今回の質疑の場で、今後は外交を優先するように改善を促しました。

【市民を代表しての外交は、市長の仕事】

日本国内に外国の領事館等は55館ありますが、東京23区も含めて20の自治体にしか置かれていません。福岡市の市長にとって、外交は日常の仕事の一部、市民の皆さまから頂戴する給料のうちであり、特に市民を代表して出席を求められる行事への参加は、市長にしかできない優先順位の高い仕事です。令和8年度以降、どのような改善が見られるか注視したいと思います。

【参考】市長が欠席をした外交日程(市内の領事館等主催・市内で開催されたもの)

(令和6年度)

4.22 中国総領事着任レセプション

6.17  駐日米国大使との夕食会

7.25  日中友好交流の集い

9.27  中華人民共和国75周年レセプション

10.3  韓国国慶日レセプション

10.18 九州日中友好交流大会~福建の夕べ~

12.3  タイ王国ナショナルデー記念レセプション

1.27  中国・福岡春節祭

(令和7年度)

4.17  米国領事館首席領事離任レセプション

5.28  ホーチミン主席写真展覧会

6.5   アメリカ独立記念レセプション

6.23  日韓国交正常化60周年記念行事

8.7  日中の暮らしと文化イベント

9.25  ベトナム建国80周年祝賀レセプション

9.26  中華人民共和国76周年レセプション

12.3  タイ王国ナショナルデー記念レセプション

1.26  インド共和国ナショナルデーレセプション