最近、疲れているように見えると指摘されるのですが、
気力、体力ともに益々充実、調たかしです。

平成29年が幕を開けました。
今年は高校を卒業してから20年の節目の年ということもあり、
1月2日には同窓会が開かれて多くの友と旧交を温めることができました。
国内はもとより、世界各地で頑張っている友の話を聞き
私も負けないように頑張らなければと決意を新たにしました。

私自身も、議会人としてより大きな職責を担うことができるよう
研鑽に努める1年にしたいと思っています。

さて、今朝の西日本新聞の朝刊で気になる記事が一面に掲載されたので
きょうはこのことについて所感を書きたいと思います。

記事のおおまかな内容ですが、西日本新聞社が過去5年間の九州の主要都市の
首長の海外出張に関して調査をしたところ、唯一鹿児島市だけが公費で市長夫人の
同伴にかかる経費を支出したことがわかり、こうした支出を「異例」と紹介するものでした。

鹿児島市長の出張は主に友好姉妹都市との交流が目的だったようですが、
夫人を伴って姉妹都市以外のテーマパーク等を視察した際にも
夫人にかかる費用を公費で賄ったことなどを記事では疑問視しており、
これは確かに市民の誤解を招く恐れがあると感じたところです。
一般論として、公人である首長が仮に夫人の同伴が必要な海外公務(特に相手方からの求めがあったものなど)に夫婦で出かける場合、
夫婦は公人として一体をなすものと見なせるので、2人分の経費を
公費で賄うこと自体は、何ら問題はないと思います。
一方で、同伴の必要性の判断には慎重を期すべしというのが記事の論旨ではなかったでしょうか。
ちなみに私自身は議員の公務に妻の同伴を求められたことは一度もありませんが…。

翻って、福岡市政において。
以前に私自身が調査したことがあるのですが、市の海外プロモーションイベントに
タレントなど民間人を出演させる際に、公費で渡航費や宿泊費を支出した例があります。
この件は別の議員が議会質問で当局に見解を質したところ
「ノーギャラで出てくれたのでせめて渡航にかかる経費は公費で負担した」旨の
非常に苦しい答弁があったことを覚えています。
このケースは私人の業務にかかる経費を公費で賄った話です。公私の線引きについては、福岡市にも見直すべき点があるように思います。

ともあれ、地方行政の公費支出の在り方、とりわけ海外出張などには市民・有権者の厳しい目が
向けられていることは疑いようもない事実であり、
厳しい世論が記事の背景にあることを謙虚に読み取って自戒しなければと感じたところです。