東京五輪が開幕しました。表題は、国家元首として大会の開会を宣言せられた「天皇陛下」の英訳です。誠に畏れ多いことではありますが、日本人の1人としてただ誇らしく、このブログにも記録をさせて頂きます。

開会式にあたっては、やれ誰の話が長いの、つまらないのと色々な評価があったと思います。陛下の詔勅にあたり、誰が起立してたとか、してなかったとかも。

しかし、心から皇室を奉戴し、敬愛する1人の国民として、また、元テレビマンの端くれとして言いたい。

陛下のお言葉の「抜け(つまり背後)」に、首相だろうが知事だろうが、何者も映る必要がそもそもなかったのではないかと。彼らだって、前もって映ると予告されていれば、ずっと座ってるか、立ってるかするさね。公職にあるのだから。

むしろ、想定しない場面で自分が陛下のお言葉の背景に映っていると気づいて、慌てて立ち上がったお2人の感性には、私はシンパシーを感じます。

オリンピック休戦も発効しました。原則として地球上のありとあらゆる国家間の紛争が休止する平和の祭典にあたり、つまらない揚げ足取りもお休みにしたい。そして、不本意ながら私も言及してしまったかかる不遜・不敬な議論が、取りも直さず開催国である日本の国の威信と品位を傷つけてしまいかねないことを自省するものです。

自由と民主主義を奉じつつも、諸外国から見れば最後にして唯一の Empire である我が国の成り立ちを、心から誇りに思います。東京大会の成功と世界人類の平和を心から願いつつ…。