先日、このブログに掲載した通り
4月20日から国の住居確保給付金事業が拡充され、
自宅保育のため、就労できず家賃の支払いに
困難が生じている方などが、支援を受けることが
できるようになります。

福岡市においては、これまでこの制度の窓口を
エルガーラにある福岡市生活自立支援センターに置いていましたが
20日以降の制度拡充後も、引き続きこちらが窓口になるとのことでした。

詳細な情報は市のホームページが4月17日に更新されていますので
以下のURLからご確認ください。

https://www.city.fukuoka.lg.jp/hofuku/seikatujiritu/health/jyukyokakuhokyuhukin.html

支給額については、従来の住居確保給付金事業と同じで
単身世帯で上限3万6千円、3~5人世帯で4万7千円等となっています。
幾つかの要件や必要書類がありますが、例えば金融資産に関していうと
預貯金の額が単身世帯で50万4千円以下、3人以上世帯で
100万円以下であることなども要件となっています。

また、離職や廃業から2年以内の方を対象にしていた従来の制度の枠組みを
そのまま対象拡大している関係もあって、給付を希望される方は
たとえコロナの終息後に今の職場に復職される予定であったとしても
ハローワークのウェブサイト等にアクセスをして頂き、
少なくとも仮登録をしてもらうなど、求職中の体裁を取る必要があるとのことです。
この辺りは、実態にそぐわない部分がどうしても出てしまうかもしれませんね…。

それから、申し込みにあたって必要な書類もかなり多いので
希望される方は早速準備に取りかかられることをお勧めします。
賃貸借の契約書はもちろん、資産要件の確認のための通帳のコピー、
水道・ガス・電気等公共料金の領収書の写し、全世帯員の氏名や
住所が確認できる書類(住民票等)、収入の減少を証明する書類…等々です。

具体的な手続き方法ですが、本記事の文末に記載する
福岡市生活自立支援センターの電話番号にまずは電話をかけ、
手続きに関する説明を受けたのちに、①郵送による手続き、
②来所による手続きの2通りから選択することになります。
先述の必要書類等については、書類が申請者のもとに
郵送されてくる際にチェックリストが同封されるので
それを良く読んで頂いて不備がないようにお願いできればと思います。

20日からの給付対象の拡充を受けて、問い合わせの殺到等の影響で
窓口が混乱をする恐れもあります。この住居確保給付金制度の
窓口対応力の強化のための経費が4月末予定の臨時議会に
補正予算の一部として計上される見通しです。
特に20日からしばらくの間は、ご不便をおかけするかと思いますが
多くの方が困窮しておられる現状をご理解頂き、
辛抱強くお問い合わせを頂ければと思います。

福岡市生活自立支援センター(天神1-4-2 エルガーラオフィス7階)
0120-17-3456  092-732-1188
平日の午前9時から午後5時まで(土日祝日等は休み)