三連休の終わりに風邪をひいて微熱が出ました、調たかしです。季節の変わり目の体調管理は難しいですね…。皆さまもご自愛ください。

今朝は七隈四つ角で衆議院議員の古賀あつしさんが街頭活動をされるということだったので、お手伝いに行ってきました。私のふるさとである七隈校区は、次の衆議院選挙に向けて福岡2区を離れ福岡3区に編入されました。正確には七隈投票所と梅林投票所のエリア(七隈校区の全部と、金山校区・城南校区の一部)が3区に移っています。

私が七隈四つ角で街頭活動をするときにお会いする顔見知りの方々は、日頃からご支援・ご指導を頂いている皆さんばかりなのですが、きょうはお会いする方が七隈・梅林の両投票区に住んであるかどうかを瞬時に判断して、お声かけするという動きになりました。正直に言って、2区の方にチラシを渡すミスが1回ありました。なかなか難しいです…。区割りの変更については、正確な情報をお伝えできるように努力したいと思います。

さて、前回に引き続き議会質問のご報告をします。今回の一般質問では「決算審査について」とのタイトルで質問をしました。私は長らく決算審査にあたっての議員への情報提供のあり方に疑問を持ってきました。

不納欠損処理という言葉があります。これは行政サービスへの対価である使用料などが滞納され、時効などの理由で消滅したり、回収不能との判断から債権放棄を行った場合などの会計処理です。どのような原因であれ、不納欠損処理が行われる場合には、滞納者の納付の義務はなくなります。そして、私たち議員が仮に行政の収納対策が十分だったかどうかをチェックするために滞納者の個人情報の開示を求めたとしても、基本的には示されません。行政機関のチェック役である議員が回収不能となった経緯を知る手がかりは、行政からの説明しかないというのが実情です。

一方で、学校給食費や市営住宅の家賃の滞納に関しては、一定額に達した場合に市が滞納者を相手取って訴訟を提起しますが、この場合には金額や住所・氏名が開示されます。これらの場合には訴訟を起こすこと自体が議案であるため、個人情報が議案の構成要素となるからというのが理由です。私はこれが、議員へのあるべき情報提供だと思います。チェックのために議員が必要とする情報はあらゆるものが提供されるべきだとお思っています。

付け加えると、これら給食費や家賃の滞納者は、訴訟の結果として滞納したものを分納することになるケースがほとんどです。つまり、支払うことが前提の滞納者ということになります。支払いの義務がなくなる不納欠損処理の滞納者は個人情報が守られ、支払うことが前提の滞納者の個人情報が開示されるという状況を、私は不均衡であると感じています。これが今回の質問で明らかにしたかった決算審査の課題です。

予想していた通りですが、今回の質問ではこうした不均衡を是正するという当局の方針は得られませんでした(正確には不均衡という認識ですらないわけですが…)。この問題については、議会基本条例の今後の議論の中で何らか提案をして是正していけないかなど、議会の側からのアプローチを考えるべきだというのが、今回の質問を経て得た「気づき」でした。一人で問題提起をして、一人で納得した感は否めませんが、これも勉強だと思います。